先日、関西出張の際にもう一つの目的、園芸業界でも知る人ぞ知る植木鉢綱木紋
の工房へ行ってきました
地球に優しい 綱木紋 自然からの優しい贈り物 byイシダ工房

こちらはナーセリーズの
綱木紋
売場です
形状、色合いなどさまざま大量生産工場のように、型に流し込んで作る方法ではなく、一つ一つ丁寧に手作りされているので、同じものでも微妙にニュアンスが違ったりします
そう、二つとして同じのもはないのです
そこで直接工房に行き、見学&お話しをさせて頂いたのですが、とっても驚きでした


こちらが大阪府河内長野市にある
イシダ工房さん
道沿いに工房があるのですが、ご覧のとおりインパクト大
独特の雰囲気を持つ工房
一目で分かりました
ここで
綱木紋
についてご説明
読み方は「つなきもん」
まず綱木紋は陶器ではありません
使用原料が違うのです
陶器鉢=土・粘土を焼いたもの又は磁器などですが、綱木紋は天然素材で出来ています


工房のなか
主原料は炭酸カルシウムと天然素材(竹くずなど)あと
原料(ゴムのようなもの)です
植えた植物への通気性はピカイチで、使用原料からミネラルも豊富に
寄せ植えにはもちろん、愛好家の多い
クリスマスローズやバラ
には特にオススメの植木鉢です


左側の写真
原料を溶かして綱状になったものが機械からニョロニョロっと出てきます
右側の写真
石田さんです
出てきた綱状のものを型枠を回しながら受け、網上げていく感じです
石田さんのご好意で実際に体験させて頂いたのですが、難しい
熱いのなんの、ニョロニョロが出てくるのが早いのなんので、「あっち、あっち、はやっ、はやっ」とギャーギャー言いながら、不恰好な
綱木紋
を作らせてもらいました
大事な原料を無駄に使ってしまいスミマセン
でも貴重な経験、ありがとうございました


写真がブレまくってます
スミマセン
さて、組みあがった綱木紋を石田さん今度はジャブ~っと冷水の中へ
15~20秒ほどでしょうか、一気に冷やして
今度はザバッと水から上げて・・・

ガッコ~ンと床に叩きつけるように型枠から外し、出来上がり
綱木紋はコロコロっと転がって
そう、割れないんです
驚きです
試しに投げてみたのですが・・・割れないんです
・・・
原料ですから
そしてこの綱木紋、原料から想像できるように軽いんです
普通の陶器鉢だったら両手でヨイショっと持ち上げるサイズの大きさでも綱木紋は片手で楽々持てちゃうんです
ちなみに
綱木紋
というネーミングの由来について
裏話が・・・。


じつは石田さん、過去に熊本県葦北郡(あしきたぐん)津奈木町(つなぎまち)で長年お勤めされていたらしく、津奈木町から綱木紋という名前を付けられたのこと
イヤ~、熊本に所縁があったとは、嬉しいやら、ありがたいやら
上の写真でも分かるように、工房の屋外にもたくさんの綱木紋が置いてありました
そこで聞いてビックリ
約25年間出しっ放しの品もありました

全く痛んでないし、色落ちもしていませんでした
ある研究者に調べてもらったら「この綱木紋、耐久年数は500年以上」とおっしゃられたそうです
日々、綱木紋を作られている石田さん「今は形、模様、色違いを合わせると1000種類をこえる」とのこと
綱木紋は商標登録・特許登録・意匠登録済みです
石田さん、先日はお忙しいなかお時間頂きありがとうございました
しかも長々と・・・
とってもお気に入りの
綱木紋
段ボールにガンガン詰めまくって送られて来たのにも驚きましたが、破損
サスガです
大事にたくさん使わせていただきます
今後ともよろしくお願いします
ではっ
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Reported by : Kousuke Gotou
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